【犯罪防止】近年の当たり屋は車じゃない!歩きながらスマホが危ない!

当たり屋と言えば車をイメージされる方が多いかもしれませんが、2016年ごろから急増しているのが「スマホ当たり屋」です。

ぶつかってきた相手がスマホを落とし、「ぶつかった時にスマホを落として、ディスプレイが割れた」と言って来たら注意してください、ぶつかる前から壊れたスマホを忍ばせていた当たり屋の可能性が高いです。もしかしたら本当にぶつかったときに壊れた可能性もありますが、普通の人なら自分の責任なので言いがかりをつけてくることはないでしょう。

被害額はスマホの修理代なのでそれほど高額ではありませんが、そこがこの詐欺のミソで、「その場ですぐに払えてしまう」ため払ってしまう人もいるようです。そしてもう1つの「ながらスマホ」です。

事例

  • 女性が車を運転中していたところ、自転車に乗った中年男性がぶつかってきて「ぶつかったせいでスマホを落とし、ディスプレイが割れた」と言ってきた。
  • 若い男性とすれ違う際に肩がぶつかり、「スマホが壊れた」と言いがかりをつけてきて、警察を呼ばれ、どちらも悪いという事で2万円を支払う羽目になった。
  • 視覚障害者にぶつかり、平謝りにもかかわらず怒鳴り続け、修理代を請求。たまたま様子を見てくれていた人が仲裁に入ってくれたからよかったものの、実は落としたのは手帳で、見えないことにつけこんでスマホを落とした事にしていたと後から教えてくれたそうです。

賛否両論

世の中には血も涙もない人がいるなと非難殺到かと思いきや、この当たり屋に対してむしろ称賛する声も出ています。もちろん視覚障害の方に対する仕打ちは卑劣極まりないですが、その他の事例について、実は恐喝を受けた側も歩きスマホやスマホを見ながら運転していたという事例もあるそう。そうした事例については「自業自得」「歩きスマホは迷惑だから撲滅活動してくれて助かる」と言った声が見受けられます。

だからと言って詐欺師を称賛するのは間違っていると思いますが、運転中にスマホを見ていて事故でもされるくらいであれば少し痛い目を見て反省して欲しいという気持ちも分かります。それぐらい「ながらスマホ」に迷惑している人が多いという事でしょう。

対策

  • 歩きスマホや運転しながらスマホを見ない。
  • こうした当たり屋の存在を認識し、対処方法を知っておく。

対処方法

ながらスマホをしていて当たり屋被害にあっては不利になってしまうので、まずはやめましょう。その上で当たり屋被害にあってしまった場合、こちらに非は無いことを訴えた、なんとかその場を立ち去りましょう。

とは言え、当たり屋も簡単には引かないはずですし、身の危険を感じるようであれば警察を呼びましょう。当たり屋としては警察を呼ばれたくはありません。警察がくればまずスマホ当たり屋の存在を聞かせ、相手がその当たり屋である事を訴えます。また法律的なキーワードを頭に入れておくとよいでしょう。「業務上過失傷害」「器物損壊罪」「損害賠償責任」「恐喝罪」「詐欺罪」「道路交通法違反」あたりが関係してきます。

業務上過失傷害 歩きスマホなどをしていて、相手にぶつかってケガをさせてしまうとこちらの過失です。スマホの故障であれば該当しません。
器物損壊罪 「他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する」とありますが、あくまで故意に損壊した場合に限られます。過失の場合は当てはまりません。
損害賠償責任 「故意または過失により他人の身体または財物に損害を与えた場合、民法および自賠法の規定により、その損害について原則として金銭で賠償する責任を負います」とあります。過失の場合、前述の器物損壊罪は当てはまらなくても、損害賠償責任は発生してしまいます。犯人もバカではないと思うので、器物損壊ではなく、損害賠償責任でむしり取ろうとしてくるはずです。
恐喝罪 「人を恐喝して財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する(財物恐喝罪)」とあり、過失がなければ当たり屋に恐喝罪をきせることができます。
詐欺罪 当たり屋がウソをついていれば詐欺罪になりますが、逆にこちらの正当性を主張しようとして「歩きスマホをしていない」などといったウソをついてしまうと、こちらも詐欺に値しますのでご注意ください。
道路交通法違反 歩きスマホであれば無関係ですが、自転車や車の運転中にスマホをしていることが発覚すれば道路交通法違反となり、当然過失ではすみません。業務上過失傷害や損害賠償責任などスマホの修理代よりも更に高額な請求をされかねませんので、当たり前ですがながらスマホはやめましょう。

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